かすてぃらいぶらりー

かすてぃら(@kstir_z)が構築記事を書きます。

友情いっぱいガルニンフ【ORASトリプル】

構築経緯

いやー今日もガルーラが強い!


ホウエン地方の牧歌的光景

 

ポケモン史に残る最強ポケモンですね!

こんなに強いガルーラをもっと強化したら凄いだろうなあ!
ガルーラのHPを倍くらいにしたいなあ!


まあこうですね。

ピッピのこの指とまれで単体技(特に格闘技)から守れる他、範囲技もフレンドガードで軽減することができます。

耐久を底上げした状態でグロパンを積み、パワーで制圧する。
レートやオフ会でも実績のある並びです。

じゃあフレガを限界まで増やせばもっと強いのでは????????

常時フレガ2匹と並ぶので耐久が4/3×4/3倍、さらにこの指止まれ・怒りの粉が3匹いて、おいそれとガルーラに触れることすら叶いません。
構築6匹分のHPをガルーラに上乗せしてるようなものです。
ついでに親子も2組増えました。
これは最強間違いなし!!!!!

最強なわけあるかい。
<めざましビンタ

さすがに理性を働かせて育成前にストップ。
というか組もうとしたけど持ち物の都合でまとまらなかったです。
進化の奇石2個とタスキ3個が必要になりました。

現実的には奇石+タスキ+1くらいが精いっぱいでしょう。

5フレガ構築を実行に移さなかったのをトレーナーとしての成長と捉えるか、トンチキ構築勢としては日和ったと考えるか……判断が難しいところです。
でもまあやるなら6フレガまで行きたいよね

火力要員を増やしたいので、ガルーラとの相性からニンフィアを投入。

理性。

ニンフィアを鋼で受けられたときの交代先として、鋼に強いヒードランを採用し、ひとまず完成。

堅実。

 

構築


初手選出はなど。わりとアドリブ。

 

面白がって組んだ構築ではあるんですが、きちんとフレガを複数採用するメリットはあります。
すなわち、3匹のフレガを「横に並べる」「縦に並べる」という2種類の使い方ができます。

①横に並べる

盤面にフレガを2匹並べた形。残りの1匹を強く守ることができる。
全体の耐久が底上げされた強固な盤面を維持し、相手のS操作や天候のターンを凌いで反撃に出られる。
また、フレガ同士で守り合いながら補助技を通す。

②縦に並べる

フレガで攻撃を吸い、残りの2匹を通す形。
倒れたら次のフレガにリレーする。
ガルニンフという環境屈指の高火力ポケモンを動かし続け、継続的にダメージを出すことができる。

守備的で相手の展開に強い「横のフレガ」と継続的に火力を出せる「縦のフレガ」を使い分けることで、状況に柔軟に対応することができます。いま命名した
場に出すだけで効果を発揮できるフレガの性能から、0ターンで動きを切り替えられるのも持ち味です。

 

個別

ガルーラ


実数値:207-165-121-*-129-144(メガ時)
努力値:HP212攻撃36防御4特防68素早さ188(いじっぱり)

超強いポケモン
盤面が1、2匹フレガで埋まるので、残りのポケモンで火力を担保する必要があります。
戦略の中心はフレガ3匹ですが、ガルニンフの火力がなければ成立しない構築でもあります。

ガルーラがダメージを出し続ける必要があるので猫騙しや守るは切り、火力の出る技で固めました。
とはいえちょっとは身を守りたいので、折衷案としてのドレパン採用です。
鋼の処理速度向上にもなり、ニンフィアとの相性の良さもアップです。

 

配分はニンフィアと組む都合で最速ヒードランまで抜いておき、あとはHP攻撃を効率数値にしただけです。宗教上の理由
耐久厚めがフレガと相性いいかなと思いましたが、どうせ守ってもらえるのでASもアリだったかもしれません。
ガルーラはどう作ってもつよいのだ
(追記:よわいガルーラの構築記事書いてただろとツッコミをいただきました。過去の自分に論破された……)

 

ニンフィア


実数値:191-*-88-176-150-91
努力値:HP164防御20特攻240素早さ84(ひかえめ)

ガルーラと別のアプローチで強力なアタッカーということで、眼鏡ニンフィアを採用しました。

グロパンガルーラと比べたとき、
物理攻撃⇔特殊攻撃
単体技⇔範囲技
積み技⇔即時火力
という対照的な関係です。
状況に応じて、通したいほうをフレガで守っていきます。もしくは両方。

 

火力があること、範囲技があること、耐久力があること、4倍弱点がないこと、範囲技で弱点を突かれづらいこと、威嚇に弱くないこと、ピンクなこと等々……。
様々な面でフレガと相性のいい範囲アタッカーです。
タイプが丸かぶりなのはともかく。

 

ヒードラン


実数値:187-*-127-198-128-109本当は理想値ではない
努力値:HP164防御4特攻236特防12素早さ92(ひかえめ)

構築経緯のところで採用理由を書くと個別解説で書くこと無くなりますよね
こだわったニンフィアの交代先として、鋼に強いヒードランを採用(コピペ)。

鋼と言えば相手のヒードランも含まれるので、そこに強い枠として自分もヒードランを採用するのはちょっと違う気もしますが……。
まあこういう補完枠は汎用性を優先するのが強いと思います。
相手のヒードランならガルーラで殴れるし。

範囲技の地震が4倍で入るものの、基本的には種族値良耐性なのでフレガとも相性良しです。
耐久耐性に任せて雑に熱風で削るのが強い。


ガルドが重いので、ラスターカノンの枠はワイガを警戒しなくて済む単体炎技が正解かも。

 

ピッピ


実数値:175-*-78-*-121-36
努力値:HP236防御76特防196(なまいき最遅)

残り3匹はフレンドガード。
フレンドガードといえばピッピ。
進化の奇石の恩恵もあり、フレガ三人衆の中でも突出した安定感がありました。

技は構築の軸となるこの指とまれ、自身が生き延びることで間接的に味方の補助となる守る、補助要員が多いので火力不足を防止する手助けニンフィアと並ぶうえでワイガを剝がすための横取りの4つです。

 

プリン


実数値:16-*-6-*-6-4
努力値:なし(なまいき最遅)

かわいい。

フレガでありながら、我武者羅や滅びの歌で実質的にダメージを出せるポケモンです。
特に対トリパでは我武者羅の圧力で相手の動きを大きく制限してくれます。

構築に自発的なトリルがなく、これといって低レベルポケモンを活かす形にはなっていないのですが、それでも技が異様に強いので活躍してくれました。
この指止まれや怒りの粉はないものの、終盤に出てきて「ガルーラを攻撃するなら滅びの歌が通るで~^^」という二択を迫るのが偉かったです。

 

ビビヨン


実数値:171-*-92-111-73-146
努力値:HP124防御172特攻4特防20素早さ188(おくびょう)

なんて儚い命……。
弱点が多い上にメジャー。
先制ブレバで真っ先に倒れる上、雪崩や熱風、吹雪、放電といった範囲技も軒並み弱点です。
数値も奇石のないピッピ程度の耐久。
そんな貧弱な体ながら、タスキも持たずに身を挺して攻撃を引き寄せようとする健気な姿……涙がちょちょ切れます。

とはいえ先に書いたように、この構築ではフレガ同士で互いを守ることができます。横のフレガ
素では柔らかいビビヨンも、味方のフレガ込みなら陽気アローのブレバや陽気メガガルの捨て身をおおよそ耐えられます。
まあつまり意地っ張りなだけで高確率でやられるんですが。儚い。

 

……と、失礼なことを書き連ねてきましたが、補助技の数々には確かな強さを感じました
特に唯一のS操作である追い風、催眠耐性となる神秘の守りは重宝します。

怒りの粉要員としても、ガルーラやドランに飛んでくる格闘技や地面技を耐性でシャットアウトできるので偉いです。
その点、虫飛行というタイプも捨てたもんではなかったです。
雪崩を誘って周りが怯むのだけは勘弁してほしかったですが……。

 

まとめ

ガルーラとニンフィアが強かったです!

……いつものオチでした。
とはいえ今回の構築では他の着地点も無いというか、最初からこの方向性を狙っていたところでもあります。
ガルーラとニンフィアが活躍しなかったら当然負けなので。
強いポケモンをさらに強く使うというコンセプトは達成できたとも言えます。

 

戦績としてはトリプルフリーで13勝7敗、勝率65%。
これをどう評価するかというところではあるのですが、初期構想がだったことを考えれば、なかなかいい戦績だと思います。

ちなみに一番勝率が良かった頃に調子に乗って平日トリプル大会に持ち込んだところ、2大会で1勝2敗でした。
フレガを多く入れるとどうしても低種族値寄りになる上、ニンフィアも含めてタイプが偏っているのが欠点です。

 

……ここまで敢えて触れてこなかったのですが、味方を守る手段はフレガ以外にもあります。
威嚇ランドロスカポエラーこの指止まれ・怒りの粉要員としてはモロバレル、はたまた猫騙癒やしの波動などなど……。
ひとつの手段で固めず、様々な防衛方法を織り交ぜたほうが対応力の高い構築になるかもしれません。
面子の自由度も上がり、数値やタイプの問題が解消できます。

例えば↑こういう形にすれば、同じガルニンフを守るコンセプトでも動きの幅が広げられるのではないでしょうか。
ちょっとこの方向でも模索してみようと思います。


……が結果的にになってしまった。
いいのか……?これでいいのか……?

♨おわり♨