かすてぃらいぶらりー

かすてぃら(@kstir_z)が構築記事を書きます。

平均種族値592ビート【SVダブル/パルデアプロローグ】

禁伝+準伝+600族+パラドックス+パラドックス+パラドックス
ステータスの暴力で勝つ。
(前回犬統一使ってキャッキャしてた人間が組む構築か?これ)
(ということで真面目記事です)

 

■構築経緯
「禁止伝説で削ってから後発のパオジアン+カイリューで詰めるのが強そう」という安直な考えからスタート。
禁伝はテラスタルを切らなくても戦いやすいミライドンを選択した。
範囲技でのざっくりとした削りも得意。
先発+@1 /後発 


ミライドンの素早さ補佐として、テツノツツミ。
/
アイテム無しで素早さをブーストし、すんごい速さから凍える風でS操作&削りを入れるのが強力。


上記の選出だとテツノカイナが重い。
/
ハバタクカミを採用し、フェアリーテラスミライドンとともに圧力をかけられる形にする。
ミライドンの持ち物を隠密マントとすることで、猫騙しを誘いつつ無視してカウンターできる。


パオカイリューが数も多くて強いと感じたので、対策としてこっちもテツノカイナを採用。
/
持ち物をエレキシードにしてBを上げ、物理寄りの並びに対して強く出られる構成とした。

① /
② /
③ /

以上の3選出で戦っていく。

 

■構築

ただでさえ高い数値が特性でもりもり盛られる。すごい。

 

■個別
◯ミライドン

実数値:175-*-121-187-135-205
努力値:特攻252素早さ252防御4(おくびょう)

イナズマドライブ 単体高打点。並耐久のポケモンは持っていける。
ほうでん スーパー範囲技。隣を守らせながら2匹分の攻撃ができるので、ダメージレースで不利を取らない。麻痺の上振れも期待できる。
マジカルシャイン 主にテツノカイナや四災、ドラゴンを意識した技。
撃ちやすい範囲技としても。
まもる 生存させたいとき。
もちもの:
おんみつマント
猫騙し、凍える風を無視することで行動回数を増やす。
テラス:フェアリー マジシャの打点を上げる目的。カイナ辺りを削りたいとき。

圧倒的な単体性能を誇り、かつ周りのポケモンも強化できるつよつよポケモン

隠密マントが今回のポイント。
頻繁に対面するテツノツツミの凍える風やテツノカイナの猫騙しに臆せず動かせる。
同系統の構築に強い。
ミライドンの攻撃が増えることは勝ちに直結する。

 

◯テツノツツミ

実数値:131-*-134-176-81-252
努力値:特攻252素早さ252特防4(おくびょう)

こごえるかぜ 相手を削りながら素早さ操作し、ミライドンを通す。
フリーズドライ ミライドンの電気技と補完のいい氷打点。
アンコール 積んでくる相手を咎めたり、守った後の相手に撃ってミライドンへの攻撃を阻止したり。
まもる 猫騙しの回避やトリルターン稼ぎなど、なにかと便利。
もちもの:
クリアチャーム
襷をパオジアンに取られたので、こごかぜの撃ち合いで不利を取らないクリアチャームにした。
テラス:ゴースト カイナの猫騙しやドレパン、カイリューの神速の無効化のため。切らん。

凍える風を受けても、ミライドンもツツミもSが下がらない。
正直持たせるものに困ってクリアチャームにしただけなんだけど、意外と活躍してくれた。

アンコールについては試運転ではMVPと言えるような活躍だったものの、当日はこれといって褒めるようなところはなかった。
テツノワダチに通るハイドロポンプのほうがよかったかも。
(さっきからテツノカイナだのテツノツツミだの、名前がややこしい)

 

◯ハバタクカミ

実数値:131-*-83-179-156-205
努力値:HP4防御60特攻188特防4素早さ252(おくびょう)

ジカルシャイン 高火力が出る範囲技。だいたいこれを押す。
ムーンフォース カイナやディンルーを即座に削りたいとき。
シャドーボール 通りがいい一致打点。ミラーにも。
テラバースト 妖技霊技でほとんど事足りるので、ちょっとしたビックリ要素を入れた。撃たなかった。
もちもの:
こだわりメガネ
カイナに対して選出し、高火力で負担をかけるため。
テラス:じめん 電気技を無効にする。パラボラチャージするタイプのミライドンに回復されないように。

配分はパオジアンのふいうち耐え。

ラスタルは勢いで決めた。
1回だけ想定通りに活きたので良し。

テラバーストは本当にいらない。

 

◯テツノカイナ

実数値:229-209-128-*-120-73
努力値:攻撃236特防252素早さ20(いじっぱり)

ドレインパンチ 回復しながら戦える。パオカイリューや準伝に強い。
かみなりパンチ ワイルドボルトの反動を嫌ってこっち。フィールドが乗れば火力は十分。
つるぎのまい 壁構築に対しての切り返し。
ねこだまし ミライドンを動かしたいときに。大抵2匹で殴ったほうが強い。
もちもの:
エレキシード
物理方面に対して無類の強さを誇る。
テラス:ほのお 選出が全員フェアリー弱点になるので、せめてもの抵抗。

元々数値の効率がいいところにエレキシードとクォークチャージが乗るので、凄まじいステータスになる。
実質229-271-192-*-120-73!
さらに電気技の威力も底上げされる。ワイルドボルトと雷パンチというよりは捨て身タックルと恩返し。ほぼメガガルーラ

ドレインパンチで回復しながら戦うことでパオカイリューに強く出られ、また他の準伝の弱点も突ける。

猫騙しでミライドンのサポートもでき、放電で巻き込んでも平然としている。
万能ポケモン

 

◯パオジアン

実数値:155-172-101-*-85-205
努力値:攻撃252素早さ252防御4(ようき)

アイススピナー 安定氷打点。サイコフィールドやエレキフィールドを割る効果も重要。
せいなるつるぎ 神速の通らない鋼や岩に撃つ。また四災にも。
ふいうち 縛り範囲の広い先制技。
まもる マルスケがあるカイリューと比べて死にやすいので、守ってリズムを合わせる。
もちもの:
きあいのタスキ
行動保障。ツツミと競合したけど、必ず選出するこちらを優先。
テラス:ゴースト カイナの猫騙しやドレパン、カイリューの神速の無効化のため。ツツミよりは切る。

普通の構成。
これで素早さ205のポケモンが3匹目だけど、各々の単体性能の確保のため全員最速にした。
ミライドンの電気技より先にアイススピナーでフィールド割っちゃうこともあるけど、まあ最速を切るデメリットの方が大きいでしょう。

 

カイリュー

実数値:183-204-116-*-121-115
努力値:HP132攻撃252防御4特防4素早さ116(いじっぱり)

しんそく テラス+わざわいのつるぎまで乗ると無振りミライドンすら射程に入るレベルの火力。
ドラゴンクロー 神速が撃てないときの一致打点。
じだんだ ノーマルとの補完。ミライドンや炎テラスコライドンにも抜群。
アクアジェット ゴーストに通る先制技として入れてみた。
もちもの:
こだわりハチマキ
神速での縛り範囲を最大に取るため。
テラス:ノーマル 基本的にはカイリューにテラスを切りたい。

終盤に出てきて神速で残り全員しばく、いつものカイリュー

珍しいのはアクアジェットかしら。
神速無効の相手、というか要するにハバタクカミに対して撃てる先制技
レギュBのシングルでは使われているという噂を聞いて、採用してみた。
実際に使用場面は何度かあり、悪くない感触だった。
ほとんど神速を撃つからこそ、こういう技にも採用の余地が生まれる。

 

■戦績

最終324位。
目標の2桁には届かなかった。無念。

 

構築としてはそれなりに気に入っている。
自分がランクマやネット大会の構築でいつも意識するのは、「単体性能の高いポケモンで固めること」「相手の想定をずらす要素を入れること」の2つ。
今回は高数値のポケモンで固めながらも、隠密マントミライドンやアクジェカイリューなど、細かく意表を突ける要素を組み込めた。
自分の考える形にはできていた。
しかし、結果として目標に届かず。

 

いやーまあ。
普通に地面とフェアリーが重すぎたね……。
特にテツノワダチが無理すぎる。全敗したかもしれない。
自分が試運転の構築に入れてた時はイマイチだったのに。捨てたらバチが当たった。

 

まあ理想ばっかり追い求めず、地に足付けてタイプのバランスのいい構築を組もうということかも。
あとテラピースをケチらずにちゃんと2ロム用意しよう
ネット大会はこれが一番大事。

♨おわり♨