エモンガ。

ご存じ、電気/飛行タイプのポケモンです。
BWにおけるピカチュウ枠。
まあ従来の通信対戦では、なんというか使用率は高くなかったポケモンでしょう。
種族値が55/75/60/75/60/103(合計428)。
チャオブーが合計418なので、だいたいそれくらいです。
HPが低い分、実質的には負けてるかも。
無理して対戦で使わなくても……というポケモンです。
しかしそんなエモンガ、「Z-Aの現環境なら活躍できるのでは!?」と思いました。
思ってしまった。
ということで使ってみました。
今回はZ-A最初期ランクバトルにおけるエモンガを語る記事になります。
エモンガのここが強い!
①飛行+地面に強い
Z-Aの初期環境では、飛行と地面の組み合わせが非常に多いです。
飛行はギャラドス
やエアームド
。
地面はドリュウズ
、ガブリアス
、カバルドン
など。
元々のポケモンバトルでの優秀さに加え、Z-Aで強力な技も覚え、アクションゲームでの強さも兼ね揃えています。
また、個々の性能もさることながら、組み合わせとしても良好。
飛行を倒せる電気タイプに対しては地面が強く、交代から返り討ちにできます。
環境最序盤にして、完成度の高い並びです。
ここにエモンガが刺さると思いませんか?
飛行を倒せる電気タイプでありながら、地面技も無効。
飛行+地面の組み合わせに対して優位です。
特にドリュウズは地面と鋼しか打点がないことも多く、エモンガは余裕を持って動けます。
地面への交代に怯えることなく、悠々とギャラドスやエアームドを狙いにいけます。
(「嘘くせ~」「エモンガからドリュウズへの打点もない」「ガブには軽く倒されるだろ」等の声が聞こえてくるようですが、一旦置いておいてください)
地面無効の電気というこの個性、Z-Aの4人対戦形式で大きな強みを発揮します。

よくある場面として、地面タイプが他のポケモンを倒そうと狙うとき、

狙われているプレイヤーは飛行タイプへの交代で解決を図ります。

そこをこうです。
他プレイヤーの![]()
![]()
の圧力で飛行タイプを釣り出してもらい、10万ボルトで搔っ攫います。
そしてこのときエモンガは、他の電気タイプと異なり、地面勢から狙われづらいです。
デンリュウやデデンネであれば、ドリュウズの傍に出すとウキウキで向かってきます。
得点が落ちてると言わんばかりです。
しかしエモンガは、地面ポケモンとはお互いに触りづらい微妙な間柄です。
(戦えばいずれは負けますが、ドリュウズからしてもエモンガに構ってる間に別のドリュウズに後ろから掘られたら損です)
地面を等倍以下に抑えられる電気タイプは、Z-Aではエモンガのみ。
地面に怯えず、余裕を持ってギャラドスやエアームド、リザードンを狙うことができます。

ハイエナ性能が非常に高いです。
ドリュウズさん、あっちにデンリュウいますよ、やっちまいましょうよ
また、別に飛行や水相手でなくても、戦いの中で削れたポケモンであれば撃破を狙えます。
4人対戦という形式を利用し、危険を回避しながら最小限の力でポイントを稼ぐ。これがエモンガの生存戦略です。褒めてます。
人が戦っている横からちょっかいをかけ、どさくさに紛れておいしいところを貰いましょう。

逆ver.
②充電+10万ボルトが強い
環境での立ち位置が良いだけでなく、性能自体も今回のエモンガは一味違います。
Z-Aでは、充電+電気技が優秀です。
10万ボルトは追尾性能が高い技で、相手が逃げても自動で命中してくれます。障害物にも邪魔されません。
アクション的な駆け引きを排し、安定してダメージを与えることができます。
出は遅いですが、遠距離技の中では総合的にかなり強いです。
これに加えて、充電を乗せることで威力が2倍。
一般の積み技と比べて、充電の上昇幅は破格です。
Z-Aの対戦システムは、ポケモンを倒さない限りダメージを与えてもポイントが入らないので、火力を高めて一気に削ることが重要です。
使い勝手と威力を兼ね揃えた充電+10万ボルト、さらに命の珠やワザプラスの補正を重ねれば、エモンガのC種族値(75)といえども相当な破壊力です。
遠距離から充電を積み、走り回りながら安全に倒せそうな相手を探します。
(逆に、倒せなさそうであれば基本的に攻撃しません)
③狙われづらい
エモンガというポケモン、0.4mと小さいです。
これは3Dアクションゲームにおいては相手から視認されづらいことを意味します。
遠距離戦を命綱とするエモンガにとっては、見つかるまでの時間がまさしく死活問題。
小ささを活かしてあちこち逃げ回り、気付くのが遅れた隙に狙撃を狙います。
先ほど触れたハイエナ戦法を支える重要な要素となります。
色合いも白黒が基調で、全体的に黄色くて派手な電気タイプの中では地味です。
渋い
特に、広くて暗い池ステージでは真価を発揮します。
マッギョの見えづらさには負けますが。
なんなら、ギャラドスやエアームドが近くを素通りして他の相手へ向かっていくことすらあります。
気付かれていないというよりは最早ナメられているのかもしれませんが、きっちり咎めましょう。
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()
このように、対戦環境・対戦システムと噛み合い、低ステータスながら希望を感じさせるのがZ-Aのエモンガです。
(なんか全体的にセコいですが、エモンガで正面から突っ込むわけにもいかないですし)
しかしこれなら大活躍が見込めるのではないでしょうか。
エモンガが環境を席巻する日も近い……!
エモンガのここが弱い!
・ステータスが低い
種族値が進化前と大差ない……というかコドラ以下。
火力は諸々で盛れば補えますが、耐久はHP振りでもお粗末です。珠もあるし。
それくらいで倒されるのか……みたいな場面は多々あります。
自慢の素早さは、活きてるのか活きてないのかよくわかりません。
・氷や岩が弱点
今の環境、飛行や地面が多いということは、対策の氷技や岩技も多く、エモンガもその煽りを受けます。
ドリュウズからエモンガへの打点がないということも書きましたが、岩雪崩されることも普通にあります。
HP振りかつ2倍弱点なのである程度耐えるものの、やはり耐久が低いので不安です。
・電気等倍
同系統の充電対決で、一方的に不利を背負います。
実はこれが一番厳しいポイントかも。
・強い攻撃が10万ボルトしかない
エアスラッシュはなかなか命中させられない悲しい性能で、他の候補技はエナジーボール、雷、放電くらいです。
ドリュウズやガブリアスに結局大した打点がありません。
![]()
……がんばれエモンガ。
使用した構成/構築
技構成

実数値:158-*-78-135-77-123(全然理想値ではない)
努力値:HP252特攻252防御4(ひかえめ)
サイズ:小さいほうがよさそう
(追記:池マップでフロートが出ないオヤブンのほうが良いかもです)
技は10万ボルトと充電さえあればなんでもいいと思いますが、今回は光の壁を採用しました。
積極的に戦いを始めるタイプではなく、遠巻きに様子を見る場面が多いので、暇なときに隙を見て差し込める技があると便利です。
後続までサポートできます。
エアスラッシュは基本的には撃たないです。当たらん。
エナジーボールも候補になりますが、それもあんまり使う気がしません。
守るを採用して攻撃技は10万一本のほうが良いかもしれません。
(追記:ソーラービームはワザプラスだと出が速いので良いかもです)
構築
構築はエモンガ/カバルドン/ヘラクロス。![]()
![]()
![]()
こちらの動画のデンリュウをエモンガにしただけです。
技から立ち回りまで丸パクりです。
遠距離から狙撃するエモンガと、近距離戦を切り返すカバルドン/ヘラクロスの並びです。
戦績/まとめ
現在の並びで25戦し、1位が19回でした。同率含む
勝率76%です。
発売直後のうえ対戦数も少ないのでかなり胡散臭い数値ですが、エモンガとしては超大健闘でしょう。強さの基準がよくわかりませんが
充電+珠+ワザプラス+10万ボルトの火力がエモンガでも十分に高く、ギャラドスやエアームドが多い環境も相まって想像以上の活躍を見せてくれました。
また、地面で対電気を見ている構築が多く、地面勢に狙われづらいエモンガは立ち回りに余裕がありました。
メジャーな電気ポケモンと異なり存在が想定されていないというところは、確かな強みだと感じました。
今後充電ミラーが増えるなら苦しくなるかなとも思いますが、Z-Aは近いレートでマッチングするシステムではないので、環境は従来より変わりづらいと予想しています。
(ギャラドスはだいぶ減った気がします)
ということでZ-A初期のエモンガでした。
デンリュウより強いかというと、別にそんなことはないと思います。
とはいえ、少し違った独自の強さがありました。
これまでの対戦とは一風変わったポケモンも活躍できるZ-A、非常に面白いです。
アクション下手下手民なので当初は不安でしたが、10万ボルト等の当てやすい技を使えば気になりませんでした。
往年のシングルバトルのようなサイクル戦が4人対戦で楽しめます。
まだランクバトルをしていないという人も、是非遊んでみてください。
♨おわり♨
関係ないけどトリプルバトルもよろしくお願いします