まばゆい光を放つ聖なるオーロンゲ
構築
『碧の仮面』の図鑑に掲載されたポケモンのみ使用できるダブルバトル公式大会、キタカミプロローグに参加しました。
タイトルにもある通り、マジカルシャインを搭載したオーロンゲを入れた構築です。
この指とまれ+ソウルビートを狙ってくるジャラランガの意表を突いて倒します。
個別
ガチグマ
実数値:189-*-141-198-92-104
努力値:HP4防御4特攻196特防52素早さ252(ひかえめ)
構築の中心です。
基本的にはガチグマやオーガポン、ドドゲザンでひたすら殴り続ける構築です。
技構成は普通ですが、単体高火力のブラッドムーンと範囲技のハイパーボイスを撃ち分けるのがただただ強いです。
補完として優秀な大地の力、無効のない先制技の真空波まで完備。
配分は思い切って準速にしました。
オーロンゲの怖い顔と組み合わせてオーガポン等の高速ポケモンを抜ける他、素でもミラーやドドゲザン、ヤバソチャに強く出られます。
特にミラーはできるだけガチグマでダメージを入れたい。
オーロンゲ
実数値:201-*-99-143-96-85
努力値:HP244防御108特攻116特防4素早さ36(ひかえめ)
表題にもなっているマジシャオーロンゲです。
意外とC種族値が95もあり、努力値を割けばCSジャラランガが倒せます。
実際にはイッカネズミやピッピと並んでワンパンできないことも多いですが、虚を突いて大ダメージが取れると対戦を有利に運べます。
単純に削りの技として優秀な場面もあります。
範囲攻撃なので実質的に高威力。
言っても攻撃技をマジシャにしただけなので、対ジャラランガ以外には普通の壁オーロンゲとして戦えます。
怖い顔が優秀で、疑似的な追い風になる上、味方に撃つことでトリルにも対応できる便利技でした。
このルールのS操作役はイルミーゼが持て囃されていましたが、オーロンゲもチヤホヤされたかったと思います。
「輝きたい」という気持ちが溢れた結果発光してしまったのでしょう。
オーガポン
実数値:183-176-104-*-116-147
努力値:HP220攻撃156素早さ132(いじっぱり)
ごく普通の水オーガポンです。
調整は素早さをサーナイトやシャンデラ、マンムー、ギャラドス辺りが密集したライン抜きまで上げています。
自分のシャンデラと素早さが近いので、「一方が先制できる相手ならもう一方でも抜けているであろう」という判断もできます。
HPと攻撃は適当です(詰め切れなかった)。
殴っても良し、この指とまれで味方を守っても良し。
先発でも良し、後発でも良し。
テラスを切っても良し、切らなくても良し。
広い役割がこなせる万能ポケモンでした。
特に対雨パでは耐性とこの指止まれを活かして大活躍してもらいます。
ドドゲザン
実数値:189-198-140-*-105-96
努力値:HP108攻撃196素早さ204(いじっぱり)
実はこの構築においてオーロンゲよりも想いがこもっているポケモンです。
試運転段階から使い続け、以下の変更がありました。
・アイアンヘッド→けたぐり
・まけんき→総大将
・黒い眼鏡→ヨプのみ
・飛行テラス→悪テラス
・その他ステータスの微調整
~詳細(長い)~
仲間大会で不意の格闘技が多いように感じたので、強気に動かせるよう持ち物をヨプに変更しました。
また、こちらの技にもけたぐりを仕込むことでミラーに強くしました。
持ち物が変わった分火力が下がったので、特性を総大将にしてカバーしました。威嚇や捨て台詞を食らうようになりましたが、ウインディやギャラドス、オーロンゲは構築単位では苦戦しないと判断しました。
併せて、テラスタイプを悪に変更しました。
当初はガブリアスと並べたときに動きの幅が広がる飛行テラスでしたが、火力の増強、ヨプを活かす意味でも悪が強いと考えました。
基本的にはガチグマにテラスを切ったほうが強いことに気が付き、ガブを通すプランを取らなくなったのも理由のひとつです。
素早さはもともと速めにするつもりでしたが、ミラーやガチグマ、ヤバソチャを考えて徐々に伸びていきました。
一方、対トリパにおいてオーロンゲが味方に怖い顔を撃つ場面が考えられたので、S-2時にトリル下で最遅ドドゲザンを抜けるラインで留めました。
……つらつらと書いてきましたが、要は試運転を通じて型を最適化していけたという手ごたえがありました。
いわゆる”練度を上げる”というところを実感として得られました。
この経験が本大会最大の収穫だったと思います。
シャンデラ
実数値:135-*-110-197-111-145
努力値:特攻252素早さ252特防4(おくびょう)
イッカコノヨの命がけ+ねずみ算が超絶強すぎるのでゴーストタイプは必須だと考え、シャンデラを採用しました。
単純にタスキを持ったアタッカーとして強く、強引に殴り続けてダメージを稼いでくれます。
普段のルールであれば半端な素早さがどうにも気になるところですが、キタカミ環境は低速寄りなのである程度高速のポケモンとして振る舞うことができました。
ガチグマの障害となる鋼や格闘に強めなところ、ドドゲザンとやんわりとサイクルを回せるところ、壁耐性がつくところも構築と相性が良かったです。
ガチグマと並ぶとトリル偽装にもなります。
ねずみ算にボコボコにされて泣きながら縋り付いたポケモンでしたが、想定以上に構築と嚙み合ってくれました。
ねずみ算は本戦には全然いませんでした。
ガブリアス
実数値:183-182-116-*-105-169
努力値:攻撃252素早さ252防御4(ようき)
試運転の当初はガブリアス+サーナイトが構築の中心だったのですが、徐々に要素が消えてガブだけが残りました。
試運転の終盤ではさっぱり選出しなくなりクビ寸前だったものの、代わりのポケモンを考える時間がなかったのでギリギリ残留しました。
結果的に本戦ではなんかすごく活躍してくれました。
たなぼた。練度とはなんだったのか。
構築が低速寄りかつS操作も控え目だったので、コノヨザルやジャラランガ、意地っ張りオーガポンより高い素早さが重宝しました。
高レートに多い岩オーガポンに強めなところも有難い。
選出
対スタン
先発:など
後発:など
いっぱい殴ります。
選出は割とその場その場ですが、先発ガチグマと後発ドドゲザンは大体出します。
ガチグマはガチグマで倒す。
対ジャラランガ
先発:
後発:など
†マジカルシャイン†
楽しい。
こういう変なことをするためにポケモンをやっています。
ジャラランガが出てこなければ壁ガチグマとして戦います。
後発からジャラランガが出てくると厳しいことが多いです。
対雨
先発:
後発:
前後の入れ替わりはあれど、ほぼ固定です。
オーガポンで止め、ドドゲザンで詰めます。
イダイトウに安易に不意打ちを撃つとアクジェで透かされるので注意。
シャンデラは雨パの雨要素以外に刺さるほか、タスキを盾にイダイトウを殴れるので優秀です。
対イッカコノヨ
先発:
後発:など
命がけ+ねずみ算型を警戒してシャンデラを出します。
この指+ビルド型であれば特殊範囲技で圧をかけ、裏のポケモンで上から殴って倒したい。
ガチグマがコノヨザルのおやつにされないように、上手いこと立ち回りたい。
まとめ
最高1782、最終1759でした。
3日目夕方までは21勝2敗で、完全に調子に乗っていました。
瞬間順位のイキりツイートをした挙げ句「あとは朝に1、2勝積めばいいべw」という構えでスヤスヤ眠ったところ、朝に見事に負け、そのまま対戦数を消化しきれずに終了。ダサすぎる……!
ともあれ、構築としてはとても気に入っています。
地力の高いポケモンで固めながらBO1らしい地雷要素も組み込んだ、インターネット大会で使う上で理想的な形にできたと思います。
オーロンゲのマジカルシャインは勿論地雷ですし、タスキシャンデラや準速ガチグマ、ヨプドドゲザンも想定外というほどではなくともケアしきれない場面が発生するポケモンであり、汎用性を残したまま相手を崩していけました。
個人的にはこういう構築に一番『ときめき』を感じます。
久々のネット大会ということもあり、楽しむことができました。
大会前は思うように勝てずに苦しむ期間もありましたが、最終的には気に入った構築を組むことができて良かったです。
対戦数に関しては大反省。
リベンジのためにも、次回のインターネット大会も楽しみにしています。
個人的には剣盾後期のようなトンチキ個性的な大会の開催も期待しています。
コイキングくん、そろそろ飛び跳ねたくはないか!?
♨おわり♨
関係ない宣伝
ダブルバトルの記事を読みに来た方に関係のない話をして恐縮なのですが、トリプルバトルの話をさせてください。
(このくだりをするのも数回目なのでそろそろ鬱陶しいかもしれないけど、マイノリティとして声を上げることを許してほしい)
2024年4月での3DSのオンライン通信の終了が発表されました。
トリプルバトルのネット対戦ができる期間もあと半年程度。
言いかえれば今がオンラインでORASトリプルバトルをする最後のチャンスとなります。
歴代のルールでも突出して自由度が高く、奇想天外なギミックの数々が楽しめることもさることながら、
ガチ対戦としてもS操作などの緻密なターン管理や熱い天候合戦、エースを通すための攻防が味わえます。
(とはいえそんなに凝った構築でなくても楽しめます)
最後のチャンスを逃さないように、ぜひぜひ潜ってみてください。
私のSNSアカウントにDMなりリプなりいただければ、孵化余り程度は提供できます。
トリプルを始める方ならどなたでもお気軽にどうぞ。
もしくはハッシュタグで募集してみてください。
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トリプルバトルはいいぞ!