■構築
燃えるぜ。
■構築経緯
7世代ダブルで炎御三家統一パを組んだことがある。
見た目のインパクトがバッチリな上、役割集中的に晴れ炎技を連打することで圧倒的な火力が出せ、意外と強い。テーマ性と実用性を兼ねた名作である(自画自賛)。
お気に入りなのでトリプルでも擦り倒していこう。ORASでも炎御三家は6匹揃う。
初手はゴウカザルとマフォクシーのサポートの下、リザードンが追い風を通す。
場を整えたところでバクフーンの噴火で一気に制圧し、加速バシャーモで締める。
エンブオーは物理の高打点と、対トリパ要員として……
……いや、本当にエンブオーでいいのか?ちゃんと考えたほうが良くない?
ヒヒダルマのほうが強いのでは?
もしくはトリル封印のシャンデラか?
いっそファイアローが最強な気がするな??
→とりあえず全部試してどっこいどっこいだったのでエンブオーを採用。
よかった。
■個別
〇リザードン
実数値:185-*-132-183-137-126(メガ後)
努力値:HP252防御172特攻28特防12素早さ44(ずぶとい)
日照り兼追い風要員。リザードンがいないと始まらない。ゴウカザルとマフォクシーにサポートされつつ場を整える。
相手をざっくり削って後続の圏内に入れていくのも仕事。ソーラービームを撃ちやすいので、特に水タイプは任せたい。
トリプルでは定番の、ランドの雪崩耐え調整。耐久を重視することで追い風を通しやすくする他、天候の取り合い時の繰り出し性能も上がる。
〇ゴウカザル
実数値:151-140-91-141-81-176
努力値:攻撃124特攻132素早さ252(むじゃき)
さらに特筆すべきはその火力で、晴れ珠オーバーヒートはH252サンダーを中乱数で落とせる程度のパワーがある。相手のS操作を迅速に処理して優位に立ちたい。
特攻が下がってもインファイトでダメージを出せて良し。
インファや珠の反動で耐久が削れるので非常に脆いが、ゴウカザルが早期に倒された場合は追い風ターンを多く残したままバクフーンが着地できる。倒されなければそのまま珠ゴウカザルが暴れられる。
(リスペクト元:ピカホエッパー)
重いバンギラスやヒードラン、先発でかち合いやすいランドロスやボーマンダを速やかに処理できるところも偉い(なんかその辺がなんとなく倒せる配分になってます)。
〇マフォクシー
実数値:151-*-92-166-120-171
努力値:特攻252素早さ252HP4(おくびょう)
相手の追い風やワイガに対して横取り、砂や雨に対して日本晴れ、トリルに対してトリルと、妨害をしていく役回り。構築全体として先制で攻撃できないと厳しいので非常に重要。
幸いどの技も考慮されづらく、大活躍してくれた。襷持ちの上、ゴウカザルやリザードンが優先処理されることもあって行動しやすい。
補助の必要がない時でも晴れ大文字で殴りにいける。襷と猛火の相性も良好。
〇バクフーン
実数値:153-*-99-161-105-167
努力値:特攻252素早さ252防御4(おくびょう)
ゴウカザルが倒れた後、中央に登場して噴火する。
ゴウカザルやマフォクシーで上から貰い火を発動可能。
貰い火晴れ眼鏡噴火がこの構築の最大出力で、H252クレセリア確定一発の火力が相手3匹に飛んでいく。その上一度発動すれば連打可能。
マフォクシーは横取りをしないといけない場面もあるけど、熱風を噴火相当の威力にするのも含めて使用機会は多い。貰い火発動の味方殴りは必中なのも偉いし、疑似的にマフォクシーの対角殴りにもなる。
〇エンブオー
実数値:217-192-85-*-86-63
努力値:HP252攻撃252特防4(ゆうかん最遅)
ギリギリ採用された。エンブオーってほら、いじりやすいポケモンだし……。
私ニコニコ生放送とかいう治安の悪い街出身なので、すぐにポケモンいじりネタに走りたくなってしまう。気を付けないと……。
ダルマやシャンデラと比べたときの強みは、後出し性能の高さ。タイプが極端に偏った構築ではあるが、リザードンやバクフーンを下げたいタイミングはそれなりに発生する。
良く言えばタンク職として攻撃を引き受け、味方を守ってくれた。悪く言うとクッション
技の威力が高く、天候や特性も乗るのでパワーもある。特に相手の炎を迅速に処理できる諸刃の頭突きは偉い。
ただ、火力面については今回はあまり発揮できなかった。交代際の負担が大きく、攻撃機会が少ない(いつも不意打ちしていた)。
エンブオーの性能というよりはクッション扱いの運用に原因があった気がする。必要な役割とはいえ、もう少しうまく使ってあげたかったな……。
それはそれとして次はウインディを試そうと思います。
ウインディはブイズにもよく入ってるし、そういうの慣れてると思う。
〇バシャーモ
実数値:155-148-90-176-81-127
努力値:攻撃60特攻236素早さ212(うっかりや)
メタ枠。もとい、しわ寄せ枠。
凄まじい技構成で、水や岩、ドラゴン全般、その他キツいものの対処を全部押し付けられている。<えっ!?ワイがバンギラスとヒードランとニョロトノとボーマンダとランドロスとドリュウズとキングドラを倒すんですか!?
(実際そんなに何でも倒せる訳がないので、周りの攻撃や補助と合わせてなんとかする)
純粋に加速は強いが、炎技がないので炎タイプである必要性がなく、実はエンブオーより採用が怪しいという疑惑もある。
とは言っても単に電気とか草入れても水タイプは逃げちゃうし、炎統一のうち誰から対策技が飛んでくるかわからないという状況も強いはず。
全員炎御三家という並びの迷彩効果は馬鹿にならない。
■まとめ
冒頭にも書いた通り、見た目の割にはかなり強い。炎耐性の薄い構築は有無を言わせず破壊できるだけの力がある。
6匹すべてを選出するトリプルバトルの仕様上、相手はどんなに炎に弱いポケモンでも出さないといけない。相手6匹中、炎耐性の1、2匹を削ってしまえばあとはゴリ押しが効く。
攻撃技のタイプを揃えるというのは有用な戦略。特に炎タイプは攻撃技が高性能な上、天候での強化もできて強い。
他方、守りの面でタイプ被りは強烈なデメリットになる。下手すると1匹に蹂躙される。受けに回るともろいので、常に攻められる状況を作らないといけない。すなわちS操作、天候での優位を取る必要がある。
それを可能にしてくれたのがマフォクシー。相手の意識外から妨害を仕掛け、1ターンの隙を作り出せた。1発噴火を通せれば戦況は大きく傾く。
マフォクシーがいたおかげで構築が成り立った。今回のMVP。当初は並びの面白さだけで採用したんだけど
炎タイプらしい、熱い戦いができるパーティーでした。
俺たちゃいつでも直球一本槍!(懐かしい)
■BV
(けだまメモch様の配信です)
マフォクシーのサポートとバクフーンのゴリ押し性能が輝いた対戦。あとエンブオーの不意打ちも。
壁下ニョロトノのクレバーな処理方法が見どころ。
■余談
偶然炎技がバリエーション豊かになった。<火炎放射します
<オバヒします
<大文字します
<フレドラします
<噴火と熱風と大文字します
<えっ!?ワイがバンギラスとヒードランとニョロトノとボーマンダとランドロスとドリュウズとキングドラを倒すんですか!?
♨おわり♨