かすてぃらいぶらりー

かすてぃら(@kstir_z)が構築記事を書きます。

ダキム(2回目)【ORASトリプル】

前回のあらすじ:ダキム愛が足りず大敗北

弊ブログは「〇〇を改善してリベンジしたい」的なことを言って締めることが多い割に、その後を記事にしたことはなかった。
というのも、実際に改善しても期待したほどの変化がないことが大半。
組んできた構築が一発ネタばっかりなので同じものを書いてもしょうがないという理由もある。

ところが、先のダキムなりきりについては戦績がとっても悲惨だった。たぶん勝率2割台だった。
このままではダキムに合わせる顔がない。

ということで根本から構築を見直してリベンジ。目標は勝率5割


↑ダキム愛を磨く修行の様子

 

■ダキムの構築経緯
ダキムのメンバー一覧。


よわそう
この中から勝ち筋を見出すなら、やはりトリックルームバクーダになるだろうか。
前回はいかりのツボバクーダ一辺倒で失敗したので、今度はメガバクーダを主軸にし、周囲のポケモンも攻撃に参加できる形にする。

ただしバクーダ以外は火力も遅さも半端で、トリル一本で押し切れるほどのパワーはない。
相手から見ても真っ先にバクーダを警戒するので、ただトリルをするだけでは順当に対応されて負ける。
そこで序盤は非トリル下で戦い、相手を削ったところでトリルにスイッチするプランとした。

①相手がトリル阻止ポケモンを出す
とか)
②こちらは追い風or素で戦う

③お互いの残数が削れたところでトリル
ぼくたち ふたご!あたしたち ふたご!
バクーダで制圧

という流れが理想。

 

■ダキムの構築

(先発/控え

Q:ダキムパでエンテイを抜くのはありえないって前回言ってなかった?
A:スナッチされました

 

■ダキムの個別解説
ラグラージ

実数値:197-*-111-150-111-90
努力値:HP172防御4特攻252特防4素早さ76(ひかえめ)

最近なぜかよく使う非メガラグラージ
性能はざっくり言うと中速のトリトドンといった感じ。さすがに呼び水の差は大きいけど、こういうスイッチトリパだとか誓いパだと採用価値が出てくる。
一致地面+氷の範囲が優れていて、範囲技の濁流もよく通るので、特攻の低さの割に攻撃性能が高い。

ワイドガードもここぞで活躍する技。序盤はできる限りラグラージで攻撃してダメージを取りたいが、忘れた頃に押すと刺さる。

 

素早さは追い風時最速ボルト抜きまで振っている。
味方の追い風や横取り、フェイントと合わせて最低限エルテラに抗える。なりきり構築の割には頑張ってると思う。

 

ヘルガー

実数値:150-*-71-178-100-147
努力値:特攻252素早さ252防御4(ひかえめ)

高速(ダキム基準)のアタッカー。エンテイと枠を争って勝ち取った。
決め手は横取りの有無。相手の追い風やワイガを奪い、序盤のペースを掴む。

また悪タイプなのも偉い。
トリルを返しに初手に出てくるエスパーやゴーストに対して圧がある。
悪波は対角に飛ばせて半減されづらい特殊技なので、これを一致で撃てるだけで腐る場面がグンと減って良い。

メガヘルガーメガバクーダを両立できたら強そうなんだけどね

 

フライゴン

実数値:187-108-100-100-101-167
努力値:HP252素早さ252特防4(おくびょう)

先発で追い風サポートをするポケモン
フェイントと追い風を両立できるポケモンは案外少ない。
流星群で多少は削りを入れることもできる。腐ってもドラゴン。

 

日本晴れはあまり使わないので、ヘルガーの火力補助目的なら大文字での貰い火発動もアリだったかもしれない。フライゴンの攻撃範囲も広げられる。
ただ水弱点が多すぎて雨パ対策は抜けない気がする。
雨はひっくり返っても無理だと割り切るなら一考。

 

バクーダ

実数値:175-*-123-216-125-22(メガ時)
努力値:HP236防御20特攻252(れいせい最遅)

もう二度と味方を殴ったりしないよ

 

ソルロック

実数値:175-115-108-*-128-67
努力値:HP236防御20特防252(なまいき最遅)

メインのトリル要員。一致雪崩がアイデンティティ
トリル要員の御多分に漏れずギルガルドが苦手だけど、初手の3匹がギルガルドを引かせることができ、トリル展開の隙を生み出せる。展開後はバクーダで倒せる。
ここが今回の構築の強み。

トリルを通せたら雪崩、手助け、日本晴れで攻撃に参加できる。
ファイアローを迅速に処理しながら周りの怯みも狙えるトリラーというのは存外偉い。

 

ネンドール

実数値:167-*-125-134-141-72
努力値:HP252特攻252特防4(れいせい最遅)

2枚目のトリル要員。
トリル専門が2匹だと過剰なのは前回の構築で学んでいたけど、かといってトリルをソルロックに一任するのはさすがに信用できない。
ということでネンドールHC振りの半トリラー、半アタッカーにした。

ステータスは全然足りてない。
文献によるとクレセリア+ランドロス=ネンドールらしいが、なるほど確かにクレセの攻撃性能とランドの耐久性能を合わせたようなポケモンだった。

偉いのは技範囲の広さ。
バクーダの炎技と攻撃面の相性がすこぶる良く、岩や炎を大地の力で、水を草結びで、ドラゴンを冷凍ビームで殴ることができる。
この2匹で倒しづらいリザやアローにはソルロックの雪崩が刺さる。

 

■ダキムのまとめ
コロシアム原作におけるダキムの最終的なメンバー(全5匹)がこちら。

組んでいる途中は気付かなかったけど、ダキムと同じ結論にたどり着いていた
また戦い方についても、「複数体の範囲技で攻める」「有利な場を作って高火力で攻める」という点で、ダキムの地震コンボや日本晴れコンボと共通している。
ダキムパを真剣に突き詰めると、やっぱりダキム本人の構築に行き着くのかもしれない。
やっとダキムと分かり合えた気がする。
マイベストフレンド!!

 

その結果どうだったのかというと、15戦して11勝4敗だった。
予想を遥かに超える勝率が出た。前回と比べて強すぎる。
ビックリして記事も真面目寄りになってしまった。

まあ裏を明かせばテーマパーティー(明らかに有利すぎるワッカパなど)とのマッチングが多かっただけなんだけど。
少なくとも前の構築とは段違いの“戦えてる感”があった。

メガバクーダは無対策の相手に安定して強い。場を整えてバクーダに回せばなんとかなる。
ソルロックネンドールも確実にトリルを展開しながらバクーダの攻撃範囲を補えて、なかなか優秀だった。
この2匹は普段だったらまず採用を考えないポケモンなので、新鮮な発見があって大変良かった。

 

ということでリベンジは無事に成功。
マッチングに後押しされて想像以上の勝率を叩き出せた。きっとダキムも喜んでくれることでしょう。
……今までに組んだ構築の大半がダキム以下になってしまったことは複雑かも。

♨おわり♨