かすてぃらいぶらりー

かすてぃら(@kstir_z)が構築記事を書きます。

先攻アンコールビート【ピカチュウ対戦チュウ!】

剣盾で開催された公式インターネット大会「ピカチュウ対戦チュウ!」に参加した。

ちなみに昔開催されたトリプルバトルの公式大会は【ピカチュウ大会チュウ!】
■どんな大会
ピチューピカチュウライチュウアローラライチュウ)で行う、3対3のシングルバトル大会。
(以下原種ライチュウライチュウアローラライチュウはアロライと表記
ついでにダイマックスはダイマと表記します)

 

ポケモンの主な使われ方は以下。
ピチュー(20-40-15-35-35-60)
大体は襷やこらえるでのダイマ枯らし。HP1じたばたは火力がそこそこ出る。
壁やあまえる、エレキフィールドでの補佐も。

ピカチュウ(35-55-40-50-50-90)
電気玉でのアタッカーや、進化の奇石での耐久、起点づくりなど。
ダイマしても強い。

ライチュウ(60-90-55-90-80-110)
単純にステータスが一番高いので、ダイマや積みで相手を倒すエース運用が主。
アロライより若干物理寄りのステータス。ピカチュウ族は基本的に特防のほうが高いし物理技が飛び交う環境なので、単に殴り合うだけならこっちか。弱点も少ない。

アロライ(60-85-50-95-85-110)
原種と近い使い方だけど、どちらかというと積みの色が濃い。
物理か特殊かわからないのが強み。

 

■事前考察
環境がよくわからん!
構築が【ピチューピカチュウライチュウ】と【ピチューピカチュウ、アロライ】の2つしかない。
技、持ち物、ステータスしか周りと差をつける要素がなく、難しい。
何が強くて流行りそうなのかもわかりづらい。全部同じに見える

それでも仲間大会で調査した結果、初手の動き方で構築を3通りに分類できると感じた。

 A  初手ダイマックスで残数有利を取るタイプ
 B  まもる、みがわり、壁、あまえる、ピチュー後出しなどで時間を稼ぎ、相手のダイマックスを枯らして後から捲るタイプ
 C  早い段階で高速移動や悪巧みを積んで押し切るタイプ

AはBに弱く、BはCに弱く、CはAに弱い。
三すくみの関係があるんじゃないかしら。
これをひっくり返して苦手な構築を倒せるような要素を組み込めば、安定して勝てるはず。

……ここまでは考えたんだけど、じゃあ結局どうすればいいのかはさっぱりわからなかった。意味がねえ!
とりあえず試運転でずっと使ってた初手ダイマで参戦。
ピチューがほぼ確実に襷を持ってる以上Aタイプは弱いかなぁと思いつつ、使ったことないものを急に持っていけなかった。

 

■構築

先発ライチュウダイマックス。相手2匹orダイマ1匹を倒す。
後はピチューピカチュウが頑張る。

特色としては、全員にアンコールを採用したところ。終盤に甘えるや願い事で粘る相手を封殺する狙い。

 

■個別
ライチュウ

素早さ:準速ライチュウ抜き抜き、最速ピカチュウ抜き
防御:A142ライチュウのダイアタック+ダイアースほぼ耐え
攻撃:ダイアースでH111B60ダイマピカチュウ高乱数1発
攻撃:ダイアタック+ダイアースでH136B75ダイマライチュウ確定
・あなをほる
主にダイアースとして使う。最大打点。
・どろぼう
ダイマ時に撃てる、癖のない攻撃。アロライには倍の威力で通る。
白いハーブ発動後には相手の持ち物を奪える。特にピカチュウは持ち物に依存しているのでおいしい。
(天才アイデアだと思って仲間大会に持ち込んだら既に技ランキングに入ってた)
遅延対策のダイナックルも欲しかったけど、瓦割りとギガインパクトではアロライの身代わりが割れない。
・アンコール
これがあると勝ちが安定する場面がそれなりに発生するので、3匹ともに採用。
ライチュウの場合はダイウォールとしても使える。
ギガインパクト
威力150ダイアタック。死に際の一発や、相手を強引に倒すときに素で使ったりも。
・もちもの:しろいハーブ
①甘える対策。発動機会はシュカの実のほうが多いけど、ダイマに甘えるが入ると非常にまずいので安定を取った
ダイマ同士の殴り合い時にダイアタックのS下降を打ち消して上を取る
こないだのコイキング大会で白いハーブエスバが最強だったらしい

 

先発に出てダイマックス。対戦の流れをつかむ。
正直最速のほうが良かった気がしないでもない。
↓初手の動き↓
ライチュウ、アロライ
ダイアタックから入る。ダイマ合戦を勝ちに行くか、最低限後続のピカチュウ圏内に入れる。
ピカチュウ
ダイアースから。耐久無振りならダイマもワンパン。
ピチュー
ダイマを切らずどろぼうする。
だいたい壁やエレキフィールド辺りをしてくるので、こちらはアンコと穴を掘るを絡めて時間を稼いでから倒す。

 

ピカチュウ

素早さ:4振りライチュウ抜き、最速ピチュー抜き
攻撃:11n(大抵の奇石じゃないピカチュウをのしかかり+フェイントで倒せる)
防御:残り(A107電気玉ピカチュウのじゃれつく最高乱数以外耐え程度)

・のしかかり
通常攻撃。じゃれつくやメガトンキックのほうが威力は出るけど、大会では命中安定を取りたい。身代わりや願い事に対して何度も撃つ場面もあるし。
・フェイント
電光石火より速い先制技。殴り合い性能、終盤の全抜き性能を引き上げる。
守る貫通効果も重要で、願い事+守るに対する後押しになる。猫騙し読み守るに急に刺さったりもする。
・アンコール
終盤補助技で詰ませてくる相手を逆に詰ませる。
・まもる
穴を掘る、猫騙しへの対策として必須。
・もちもの:でんきだま
本体。投げつけない。

 

ある程度防御に回し、ダイマ同士のタイマンを見据えた形
耐久、素早さ、火力のバランスが丁度良くて、アタッカー相手にも耐久相手にも戦える。
地味な構成ながら強く、多くの勝ちを拾ってくれた。

 

ピチュー

素早さ:最速。A補正でも良かったかも?
攻撃:威力200じたばたでH111B60ピカチュウ確定

・のしかかり
HPが削れていなくても使える。じたばた一本だとそれを考慮されて妙な負け筋が発生する。
・じたばた
威力200の素敵な技。実際の火力がどんなもんかと言うと、ピカチュウののしかかりと同じくらい。コメントに困る。
・アンコール
ライチュウピカチュウのアンコよりは起点回避の意味合いが強い。
・こらえる
上手く使えばダイマを1ターン多く消費できる。守る代わりにも。
・もちもの:きあいのタスキ
本体。

 

割と一般的なピチュー
襷(+こらえる)でのダイマ枯らしと、じたばたでの削りが仕事。
耐久を下げて襷の発動を確実にしたほうが強かったかもしれない。

 

■まとめ
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(大会終了から結果発表まで3週間以上かかったのはなんだったんだ)
25勝11敗で56位でした。
当社比良い成績。
こちらのダイマに対して守るやピチュー交代を合わせられる苦手パターンは多めだったけど、返しのダイマピチューで凌いで最終的にピカチュウがなんとかしてくれることが多かった。

反省点としては、ずっと初手ダイマで試運転してたので他の構築を使う勇気が出なかったこと。
もっといろんな構築を試すべきだった
まあおかげで構築を練って臨めたという面もある。良し悪し。

 

対戦していて強いなぁと思ったのはアッキやダイスチルで防御を上げて詰めてくるライチュウ/アロライ。
意外性も安定感もある(たぶん)。そういうのを組みたかった。
自分の構築は今回ちょっと素直すぎたので、上位の相手には想定通りに負けていた印象。

 

ということでピカチュウ大会でした。
次回はブイズ限定大会という予想に賭ける。