かすてぃらいぶらりー

かすてぃら(@kstir_z)が構築記事を書きます。

半分見せゼクロム【剣盾GSダブル】

2月の予選で使用した構築の供養。
爆死したので手短に。3か月前なので忘れてるということもある。

 

■構築経緯

今までちゃんとGSやったことなかったし、やってみよう。
前評判によるとザシアン+カイオーガがとにかく多く、一強らしい
※蓋を開けてみると別にそんなことは無かった

ということでザシオーガに強い禁伝を使いたい。
環境側より対策側を握るほうが性分に合う。

しかしザシアンにもカイオーガにも強い伝説なんているだろうか。
巨獣斬に耐性があって、オーガを迅速に処理できるような伝説のポケモンなんて……。

<はーい!

 


構築の始点のゼクロムと、保険発動要員のキュワワー

ゼクロムと相性のいい禁伝としてカイオーガ。後発でスイープする。
また、カイオーガと相性が良く、追い風で終盤のペースを握れるトルネロス

試運転の結果グラードン軸が辛いと感じたので、対策として霊獣ランドロス
ランド選出の時はゼクロムキュワワーは出さず、イエッサンで守りながらランドにダイマを切る。
  
ランド選出のほうが強かったのでメインになって完成。
ゼクロムは……まあ……。カイオーガ入りには出すかな……。

 

■構築


基本選出:先発/控え
サブ選出:先発/控え

 

■個別

ゼクロム


実数値:193-*-141-187-133-114
努力値:HP140防御4特攻236特防100素早さ28(ひかえめ)

ザシアンとオーガに強いという夢のようなポケモン
と思っていたが言うほどザシアンにもオーガにも強くはなかった
まあ上から弱点突かれるもんね……。
ダイマ切って殴り合う分には勝てるんだけど。受け回されてダイマ枯らされると途端に苦しくなる。

特殊型なのは威嚇やリフレクターでゼクロムを対策する相手に対してのカウンターで、禁伝1匹環境のこちらの構築を参考にした。
(これは剣盾で一番推しといっても過言ではない記事で、安定感と意表を突ける要素の両立を説いている)

オーロンゲやガオガエンをちょくちょく出オチさせ、優位な展開を作ってくれた。

まあ2月予選の頃にはゼクロムといえば特殊型というのが浸透してた気がする。意表が突けない……!

 

キュワワー


実数値:157-*-143-78-140-124
努力値:HP244防御156特攻特防76素早さ28(わんぱく)

ゼクロムの保険を起動する。ゼクロムと同じ構築を参考にした。
特性のヒーリングシフトが唯一無二の性能で、このゆびとまれに技を吸われない、遅い猫騙しに止められない等、妨害に強くて偉い。

また、トリルやサイチェン等、取れる行動の幅が広い。1手通したときのアドバンテージが大きく、対戦の鍵を握るのはキュワワー

……というと聞こえはいいが、択ゲーを生みがちで安定感を欠いてしまった印象。基本的には貧弱で難しいポケモン

 

〇霊獣ランドロス


実数値:165-197-110-*-100-157
努力値:攻撃252素早さ252HP4(ようき)

グラードンディアルガへの対策として入ってきて、最終的に主役を勝ち取った男。
白いハーブ剣舞の構成。3月以降晴れパ(リンヤパ)が流行り、そのメタとして増えたやつ。
2月の段階でに目をつけてたのはなかなか偉いと思う。いやまあパクりだけど。

ダイマ枠としてゼクロムとの2択で選出していたが、カイオーガ入り以外に対してはランドロスのほうが勝てるという結論になってしまった。

 

〇イエッサン♀


実数値:177-*-106-116-143-112
努力値:HP252防御164特攻4特防36素早さ52(おだやか)

この指で味方を守る。

HBに振り切って巨獣斬を耐えるのがメジャーではあるが、今回はランドの威嚇に甘えて特防補正にしてある。シードと威嚇でBD両面が上がるのでやたらと硬い
裏から出てきたザシアンにランドもろとも貫かれるのはご愛敬。

サイコメイカーで火力も上がれば悪戯心への耐性も付く。偉さの塊みたいなポケモン

 

カイオーガ


実数値:176-*-110-202-160-156
努力値:特攻252素早さ252HP4(おくびょう)

後発からとんでも火力の範囲技で押し流す。暴力。

珠オーガではあるが、ダイマは考えていない。神秘の雫で試運転した結果、火力を求めて珠になった。

 

トルネロス


実数値:155-*-90-177-100-179
努力値:特攻252素早さ252HP4(おくびょう)

追い風でゼクロムカイオーガを通す。

終盤カイオーガと並ぶので、トリトドンナットレイで詰まないように草技と炎技を搭載。攻撃範囲を広げたトルネロスは珍しめ。
特殊ゼクロムに始まり、全体的にメジャーな構成から技や配分をずらして足元を掬おうとしている。
パワーの高い面子を使いつつ相手の想定を外していくのは良い方針だと思う。

 

■まとめ

無難に弱かった。最高レート1690くらいで撤退。ちなみに2~4月の大会は参加賞の影響でレートがインフレしており、予選抜けは1880くらいである。

ゼクロムは大抵の禁伝に弱点を突かれてキツい。特にダイアースが重すぎた。特防を上げながらゼクロムを処理されるとカイオーガの攻撃も通らなくなり、即座に詰むという欠陥がある。
鋼と水に耐性があるのは偉いものの、結局じゃれつくやダイアイスが痛い。素早さが半端なので上からぽこぽこ殴られ続け、相手をろくに倒せないままダイマ禁伝を失う。

……などと文句を並べてはみたものの、後々ゼクロムで結果出した構築も見かけた。結局はプレイヤーの構築力の問題で、ゼクロムのせいではない多分

初手ダイマックスしか考えてないので、立ち回り・選出に幅がないのが良くなかった。脱出ボタンすり替えで1ターン目に負けるようなこともあった。
ランド選出との2軸ということではあるが、そっちはそっちで禁伝が1匹になるのでパワー負けしがち。

そもそも対策側よりも環境側のポケモン使ったほうが賢い気がする。禁伝ルールだと個々のパワーが高く、押しきられやすい。

きっちりトップメタで対応力を高くまとめ上げ、でもちょっと意表も突けるような構築を目指したい。

(3~5月編に続く)