かすてぃらいぶらりー

かすてぃら(@kstir_z)が構築記事を書きます。

純正寿司【PJCS2023予選】

 

 

<……。

そんな構築。

レギュレーションCの初期に使用したものです。
今使ってもあんまり勝てないと思いますが、記録のためにさっくり残しておきます。

 

■構築経緯
3月頃の仲間大会環境を見て、草テラバーストヘイラッシャが刺さるのでは?と考えたところからスタート。

寿司メタとして黒い霧を撃ちに来るイルカマンをワンパンできる他、チオンジェンの宿木やモロバレルの胞子、怒りの粉をカットして隣を殴り続ける動きもできます。
場合によってはミラーでの打点にもなります。

なにより、寿司は他の上位構築と比べて組むのも使うのも簡単に見えたので手始めに使ってみました。
実際わかりやすい構築だと思います。

とはいえこの型では草への打点がなく、チオンジェンやモロバレルを倒すのは難しいです。
そこで3匹目として、草への大打点を持てるイーユイを採用しました。
<オレモヌシー
初手はヘイラッシャ+イーユイと出し、合体を匂わせながらイーユイで攻撃してダメージを稼ぎます。
終盤には特性を活かして高耐久相手を押し切る役割としても活躍できます。
イーユイ視点から見ても炎や岩、ディンルーを早期に倒せるヘイラッシャはとても相性が良いです。テラス込みなら水まで倒してくれます。
ヘイラッシャとイーユイはまさしくベストパートナー!!
<……。

イーユイの採用が決まったので、深く考えずハバタクカミを4匹目に選択。
ヘイラッシャとイーユイでは攻撃しづらいドラゴンを倒せます。
高速の範囲アタッカーとして、スカーフシャリタツとともに終盤の一掃を狙います。

高速寄りの並びが苦手とする相手の追い風やトリル展開に対しては、効果が切れるまでヘイラッシャで時間稼ぎできます。

残りの2匹は回しながらいろいろ試して決定しました。
主に対バンギルガンや対パオジアン、対テツノツツミ辺りを解決してほしい枠です。

 

■構築

 

■個別
〇ヘイラッシャ

実数値:225-165-135-*-88-87
努力値:攻撃236特防20素早さ252(いじっぱり)

普通のASベースのヘイラッシャです。
冒頭で書いた通り準速+草テラスとすることで、イルカマンやチオンジェンで寿司対策をする構築にカウンターできます。
最初の予選の頃はイルカマンが数多くいたので、刺さる場面は多かったです。

持ち物をクリアチャームとすることで、威嚇を回して無力化される展開も防止できます。
全体的に、どの対戦でも安定して活躍できることを重視した構成です。

 

〇イーユイ

実数値:131-*-100-187-140-167
努力値:特攻252素早さ252HP4(おくびょう)

襷イーユイ。意外と10~20%くらいしかいないらしいです。
ヘイラッシャと一緒に先発で出し、草を牽制しながら1発相手を削ります。
イーユイ方向への集中は選択しづらく、襷も相まって高確率でイーユイが生存できます。
その後交換して温存しておけば、終盤にはカミイーユイとしてもう一仕事できます。

 

ラスタルは神速、猫騙し、ドレインパンチを透かせるゴーストとしました。
滅びへの回答になるのも偉いです。

 

〇シャリタツ

実数値:143-*-81-172-115-147
努力値:特攻252素早さ252防御4(おくびょう)

おおよそ普通のシャリタツです。
着地狩りで退場することも多いですが、生き残ったときにイーユイと並べて濁流や流星群を撃ち込むのは普通に強いです。
凍える風での補助も優秀。

予選第一回後にハイドロポンプ→ねごとに変更しました。

 

〇ハバタクカミ

実数値:133-*-81-179-156-205
努力値:HP20防御44特攻188特防4素早さ252(おくびょう)

ふんわりした理由でなんとなく入ってきたけど、このポケモンが一番強いです。
本当に強い。どうかしてます。
寿司で負担を押し付けた後、ハバタクカミで上から一掃するのがメインの勝ち筋です。

 

調整はミラーが多いので最速を確保、耐久は臆病ハバタクカミのシャドーボールとパオジアンのふいうちを確定耐えです。

 

〇テツノカイナ

実数値:250-187-130-*-117-74
努力値:HP164攻撃76防御12特防228素早さ28(いじっぱり)

ここまで4匹が基本選出となるので、残りは厳しい相手への対策です。
具体的には寿司より先に黒い霧を使えるパオジアンヤミカラス、上からなんやかんやできるテツノツツミルガルガンが厳しいです。
そういった高速ポケモンに優位に立てる硬いポケモンとして、テツノカイナを採用しました。
HP高め配分+オボンで物理耐久を伸ばし、パオカイ等とも殴り合えるようにしています。

 

寿司が威嚇を呼ぶので、対抗できるように剣舞型です。
当のヘイラッシャ自身はクリアチャームなので威嚇されても涼しい顔してますが。

 

〇ディンルー

実数値:253-176-146-*-102-75
努力値:HP184攻撃236防御4特防12素早さ76(いじっぱり)

テツノカイナと並んで耐久をサポートしつつ、自身も殴っていくポケモンです。
カイナディンルーの並びはあまりにもステータスが高く、単純な殴り合いにおいて非常に強いです。
味方のカイナより速くすることで、カタストロフィ後にカイナの攻撃を重ねられます。

 

ラムはバレルの胞子やウインディの鬼火、キラフロルのキラースピンなど、妙に発動機会が多いです。

 

 

■選出
〇基本選出

普通に合体して戦う、最大パワーの選出です。
トリパやイッカコノヨなどに対して出し方が歪まず、快適です。

①合体前にイーユイで削るフェーズ
②合体して戦うフェーズ
③寿司が倒れた後にハバタクカミを中心に一掃するフェーズ
と分けて考えると使いやすいです。

 

〇ディンルーカイナ選出

ディンルーカイナで殴り合った後、削れた相手をカミイーユイで一掃します。

イーユイは寿司だけではなくディンルーやカイナとも相性が良いです。
ディンルーカイナが先に草テラスを誘ったところをイーユイで回収する流れが強力です。

 

〇裏寿司選出

イルカマン入りなど、カミイーユイが厳しい相手に対しての選出です。

 

■まとめ

ということで予選第1回で22位&73位という好成績を取れました!

 

とはいえ冒頭にも書いた通り、今では通用しないとも思います。
4月前半はイルカマンの黒い霧で寿司を倒そうという構築がそれなりに多く、そういった相手に強く出られたのが予選の勝因でした。

レギュCの寿司対策として多いパオジアン、ツツミ、バレル、ヘイラッシャ、テラスディンルー辺りが普通に全部キツいです。
特に毒寿司の台頭以降はさっぱり勝てなくなりました。

「一丁上がりでパオジアンを抜いて岩雪崩する寿司」やら、「炎テラス剣舞炎のパンチでモロバレルを許さないテツノカイナ」やら、厳しい相手を対策し返すべくいろいろ試したものの、結局自分の力では形にできませんでした。

 

寿司+襷イーユイ+ハバタクカミの並びはわかりやすく強いので、もう一捻りして対策を跳ね返せるようになればまだまだ可能性はあると思います。
言ってもレギュレーションCはもう終わりますが……。

♨おわり♨

 

その後使った構築↓